CACTUS & PLAID

手先も不器用なら人間関係も不器用・・・。そんな全てにおいて不器用な男が自由に表現するブログ

スティーヴ・ヴァイのファンとブルース好きにお薦めする映画・クロスロード

わたくし不器用問屋のブログで非常に長いこと検索で訪れる人が絶えない記事がある。それはこちらの記事である。

 

takamisawa.hatenadiary.com

 

ただ単にハエハエカカカを検索してるんだか、フランク・ザッパを検索してんだか・・・よく分からんが、不器用問屋はスティーヴ・ヴァイを検索してるんではないかと予想している。

わたくしと同世代で、80年代半ばあたりにギター・キッズ時代を過ごした方ならご存知の映画だと思うが、最近のギターキッズはもしかして知らないんじゃないかと思い記事にした次第である。

 

クロスロード 

 

映画のタイトルは、交差点で悪魔に魂を売ってギター・テクニックを手に入れたと言われている伝説のブルースマンであるロバート・ジョンソンの曲名ですね。

エリック・クラプトンを筆頭にたくさんのミュージシャンがカバーして、もはやブルースのスタンダードみたいな曲だし、ブルース好きで知らない人はいないであろう有名曲なんであまり解説はしない。

 

映画のストーリーはブルースマンを目指す少年が、伝説のブルース・ミュージシャンと武者修行の旅みたいなのをするロードムービーである。

ストーリーはともかくとして、この映画の一番のみどころは若き日のスティーヴ・ヴァイが、悪魔に魂を売ったギターリスト、ジャック・バトラーという役名で出演していることだ!

映像の一部がYouTubeにあったので貼り付けておく。


Steve Vai - Crossroads guitar duel (HD)

 

ギターに興味ない人はご存知ないかもしれないが、スティーヴ・ヴァイってのは、エレキ・ギターを弾く人で知らない人はいないぐらい超絶有名で超絶技巧で超絶変態ギターリストなのである。

86年の作品なんで、デヴィッド・リー・ロスのバンドに加入したかしてないかってあたりの年代の映画です。

 

映画の音楽はこれまたボトル・ネック奏法の達人であるライ・クーダーが担当している。

ライ・クーダーは数多くの映画のサウンドトラックを手がけているが、本作のサントラも素晴らしい。

クロスロード オリジナル・サウンドトラック

クロスロード オリジナル・サウンドトラック

 

 

映画の中の主人公のギタープレイもライクーダーが吹き替えで演奏しているらしく、ブルースギター好きにはたまらん音楽を聴かせてくれてます♪

スティーヴ・ヴァイ扮する、ジャック・バトラーとのギター・バトルの最後のほうの速弾きはスティーヴ・ヴァイが吹き替えも担当しているみたいですな。

このバトルの最後のほうのクラシカルなフレーズってたぶん、悪魔に魂を売ったヴァイオリニスト・パガニーニの曲だと思われます。この辺に遊び心が感じられます(笑)

 

映画のストーリー自体より、ギターを楽しむ映画って感じですね☆